私はHSPとして、これまでずっと自分の感情の揺れやすさや疲れやすさに悩んできました。
そして私の子どももまた、
- ちょっとした音や人の視線に敏感
- 集団生活が苦手で、すぐに疲れてしまう
などの特徴を持っています。
ある日、児童館で何気なく手に取ったのが、明橋大二先生の『HSCの子育てハッピーアドバイス』。
「HSC(ひといちばい敏感な子)」という言葉を初めて知り、
「これ、うちの子のことだ……」と、思わず胸がぎゅっとなりました。

他の人と比べては「自分はダメな母親なのかも」と落ち込んでいた私の心を、軽くしてくれたこの本についてご紹介します。
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『HSCの子育てハッピーアドバイス』ってどんな本?
『HSCの子育てハッピーアドバイス』は、敏感な子を育てる親が安心できることを目的につくられた、やさしくて温かい育児書です。
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- 文章はシンプルでやさしい
- 漫画やカラーイラストが豊富で、疲れているときでも読みやすい
- 著者は精神科医の明橋大二先生
- 医学的な裏付けもありつつ、親に寄り添うような語り口が特徴
『HSCの子育てハッピーアドバイス』を読むうちに、



子育てに迷っていたのはわたしだけではないんだ…
と、肩の力がふっと抜けていくような気持ちになりました。
何よりもありがたかったのは、親を責めず自然に子どもと向き合うヒントをくれるところでした。
『HSCの子育てハッピーアドバイス』をおすすめしたい人
『HSCの子育てハッピーアドバイス』は次のようなかたにぜひ読んでいただきたい本です。
- うちの子、育てにくいかも?と感じている方
- 「もしかしてHSC?」と気になっている方
育児に正解を求めすぎて苦しくなっている人に、『HSCの子育てハッピーアドバイス』をおすすめします。
この本を読めば、HSCの子どもは「そのままでいいんだよ」と固まっていた心がほどけていきますよ!
『HSCの子育てハッピーアドバイス』を読んで心に残った言葉や考え方
なかでも心に残ったのが、「育てにくい子は、長い目で見れば心配のない子です。」という言葉です。
私の娘は、
- 些細なことで傷つき、よく泣く
- かんしゃくを起こしやすい
- 小さな失敗にも大きく落ち込む
できるだけ寄り添いたいと思いながらも、どうしても疲れてしまう日があります。



また怒ってしまった。
もっと優しくできたのに。
そんなふうに、自分を責めることもたくさんありました。
でも子どもが感情をぶつけたり、かんしゃくを起こすのは、



ここなら安心して自分を出しても大丈夫!
と思っているサインっであることに気づきました。
特にHSCの子は、人の気持ちにとても敏感で、親の顔色をいつも気にしています。
なので安心できる場所じゃないと、なかなか本当の気持ちを出したり甘えたりできません。
子どもが感情をぶつけてくるのは、「ママやパパには自分のことをわかってもらえる」と信頼している証拠
もちろん毎日が大変なこともあるけれど、安心感の中で育った子どもは、強くて優しい心を育まれていけるのだと思います。
まとめ
『HSCの子育てハッピーアドバイス』は、HSPの私にとって本当に心がほっとする一冊でした。
- 育てにくいのは、安心できている証
- 親がダメな自分をゆるしてあげることで、子どもも安心できる
そんな言葉に、何度も救われました。
『HSCの子育てハッピーアドバイス』は子どもを変えるのではなく、親がその子の感じ方をまるごと受けとめることを大切にしています。
敏感な子と向き合うのは、毎日が手探りで大変なこともあります。
でもそれはひとつひとつの気持ちに寄り添っていく、やさしい時間なんだと思えるようになりました。



敏感な子と暮らしている方、自分のことを「疲れやすいな」と感じている方にも、そっと寄り添ってくれるような、あたたかい本です。