
子どもがイライラしているとき、どう関わればいいの…?
そんなふうに悩んで、ママまでぐったりしてしまうことはありませんか?
わが家の娘もHSC(ひといちばい敏感な子)気質があり、ほんの小さなきっかけで感情があふれてしまうことがよくあります。
そして実は、私自身もHSP(ひといちばい敏感な人)タイプ。



子どもの気持ちに寄り添いやすい反面、かんしゃくが続くと私の心もいっぱいいっぱいになってしまう…そんなジレンマを抱える日々でした。
この記事では、そんな私が試してきた「HSCの子がイライラしたときの対処法」をご紹介します。
この記事でわかること
この記事を読めば、子どものイライラの背景が見えてきて、落ち着いて関われるヒントがきっと見つかりますよ。
HSCの子育てに関するヒントはこちらをどうぞ↓


HSCの子がイライラしやすい理由
HSCの子どもは、まわりの刺激や空気をとても敏感に受け取ります。
そのため、日常のささいなことでも、気持ちが疲れてイライラしやすくなるんです。
- 音やにおい、光などの刺激で頭がいっぱいになる
- 「失敗したくない」と強く感じて、自分にプレッシャーをかけてしまう
- 気持ちをうまく言葉にできなくて、モヤモヤがたまってしまう
こんな状態が続くと、ある日ふとイライラが爆発してしまうことがあります。
例えるなら、心の中のコップから水があふれてしまうようなイメージです。
HSCの子がイライラするのは、「ちょっと疲れちゃったよ」というサイン。



ママがそのサインに気づいてあげると、子どもも「わかってもらえた」と安心することができるんです。
では次から、そんなときに家でできる簡単で効果的なイライラ対処法を見ていきましょう。
家でできる!HSCのイライラ対処法5つ



子どもがイライラする理由はわかったけど、具体的にどう対処したらいいの?
そんな方に、すぐに試せる対処法を5つご紹介しますね。
1. いっしょに深呼吸する
子どもがイライラしているときこそ、ママが落ち着いていることが大切です。
私はよく、子どもの背中をなでながら



よーし、一緒にゆっくり息を吸って〜、はいて〜
と声をかけて、呼吸を合わせるようにしています。
そっと近くで自分だけ深呼吸して見せるだけでもOK。
言葉以上に、ゆっくりした呼吸から安心が伝わることもあります。
小さな子には絵本も◎
『おこりたくなったら やってみて!』は、HSCの子が怒りの感情と上手につき合えるよう、優しく導いてくれる一冊です。
2. 安心できる「ひとりのスペース」をつくる
おうちの中に、子どもがひとりで落ち着けるスペースを用意してみましょう。
お気に入りの毛布やクッション、ぬいぐるみを置いた小さな空間は、子どもがイライラしてしまったときの避難場所になります。



ここにいると落ち着く
と感じられる場所があると、自分で気持ちを立て直す力も育っていきます。
安心コーナーにおすすめのグッズ
\子安心できるひみつ基地に!/
\やさしく抱きしめるだけで、心もふんわり落ち着く/
3. 感情の名前を一緒に見つける
「怒ってるの?」
「そんな顔して、何があったの?」
と聞かれても、HSCの子は言葉にするのが苦手なので、よけいに混乱してしまうことも。
そんなときは、気持ちを言葉で表してあげると、気持ちを整理しやすくなります。
- もしかして悔しかった?
- 疲れてるのかな?



声かけを通じて、感情に名前をつける力を育ててあげたいですね。
言葉にしづらい気持ちをサポートするグッズ
シンプルなイラストと言葉で、自分の「今の気持ち」を選んで見せてくれるように。
親子の会話も自然と増えて、気持ちがつながる感じがします。
4. 「○○したかったんだね」と共感する
子どもが大きい声で泣きわめいたり、かんしゃくが続いたりすると、ついつい親もイライラしてしまいがち。
そんなときに



イライラしないの!そんなことで怒らないで
などの言葉は、逆効果です。
イライラしている子どもには、とにかく寄り添って共感してあげることが大切。



○○したかったんだね。
思った通りにいかなくて悔しかったよね。
といった声かけで落ち着くことも多いんです。
気持ちをわかってもらえると、HSCの子は少しずつ気持ちを落ち着けられるようになります。
私が子どもへの声かけの参考にしているのが『HSCの子育てハッピーアドバイス』です。
『HSCの子育てハッピーアドバイス』の感想はこの記事をどうぞ。


5. 頑張りを振り返ってあげる
イライラしているときこそ、子どもは「できなかった自分」を責めてしまいがち。
そんなときに、



今日は朝からちゃんと着替えできたね。
など、できたこと・頑張ったことを一緒に思い出してあげましょう。
言葉だけでなく「ごほうびシール」など、見えるかたちで応援するのもおすすめです。
子どもの好きなキャラクターなら、もらう楽しみも増えてやる気アップにつながります。
まとめ
今回はHSCの子どもがイライラする理由や、5つの対処法を紹介してきました。
この記事のまとめ
- 日常の些細なことでも刺激を受けやすく、心が疲れてしまうためイライラしやすい
- 気持ちに共感し、子どもに安心感を伝えることが大切
HSCの子のイライラは、わがままではなく敏感だからこそ生まれる反応です。
気持ちをしっかり受け止めてあげることで、少しずつ自分の感情と向き合えるようになっていきます。



ママも無理をしすぎず、親子それぞれのペースを大切にしながら穏やかな時間を過ごしていけたらいいですね。