HSPママ毎日ヘトヘト…。HSCの子育てって、なんでこんなに疲れるの？
そんなふうに感じることはありませんか？
ちょっとしたことで泣いたり、不安になったり。
敏感で繊細な子どもに寄り添おうとすればするほど、親の心も体もどんどん疲れてしまうものです。
みのりでもHSCの特性をきちんと知って、毎日の関わり方を少しだけ見直すことで、親の気持ちもずいぶんとラクになります。
この記事では、「HSCの子育てがどうして疲れるのか」その理由と、親子で笑顔になれる5つのヒントをご紹介しています。
この記事でわかること
この記事を読めば、子育てをがんばりすぎてちょっと疲れた心が軽くなりますよ。
HSCの子育てが疲れるとき
HSCとは、「とても敏感な子」のことを指します。
音やにおい、人の気持ちなどに強く反応しやすく、まわりの刺激をたくさん受け取ってしまいます。
そのため、学校や家庭での小さな変化にもすぐに疲れてしまうことがあるんです。
たとえばこんな様子が見られます
- 音が大きいと落ち着かなくなる
- 周りの人の顔色をすごく気にする
- 家族がピリピリしていると自分も不安になる
そんな姿を見て、親は「育てにくいな」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、HSCの子どもたちは、人の気持ちに気づく力や思いやりの心をたくさん持っています。
みのりまずはその特性を知って、「どう接するか」を一緒に考えてみませんか？
HSCの特徴や向き合い方はこちらで詳しく紹介しています。
HSCの子育てで特に疲れやすい場面
HSCの子は、生活の変化にとても敏感。
たとえば入園や引っ越しなど、生活に大きな変化があるときに疲れやすくなる傾向があります。
よくあるのは、こんな場面
- 入園や入学など、新しい環境へのスタート
- 夏休み・冬休み明けの学校再開
- 習い事や友だち関係の変化
日常の変化は、HSCの子にとってたくさんの刺激やストレスのもとになります。
親も一緒にがんばるため、無意識のうちに疲れがたまりやすくなります。
みのり「これくらいで疲れるの？」と思ってしまうかもしれませんが、子どもにとってはとても大きなできごとなのです。
HSCの子育てが疲れる5つの理由
1.五感にとても敏感だから
HSCの子どもは、見る・聞く・触る・におう・味わうといった五感が、とても敏感に働いています。
そのため、日常のちょっとした刺激でも疲れてしまいます。
たとえば
- 大きな音にびっくりして落ち着かなくなる
- 服のタグがチクチクして集中できない
- 食べ物のにおいで気分が悪くなる
こうした刺激は本人には避けらることができません。
みのり見た目には元気そうでも心と体はぐったりしていることも。
2.環境の変化で疲れやすいから
環境が変わると、大人でも疲れますよね。
HSCの子どもはその影響を何倍にも感じてしまいます。
たとえば
- 席が変わる、先生が変わることで不安になる
- クラス替えや新しい友だちとの関係にストレスを感じる
- 引っ越しや家族の変化に敏感に反応する
みのり新しいことに慣れるまでに時間がかかるので、いつものように力を出せなくなることもあります。
3.感情があふれやすいから
HSCの子どもは、自分の気持ちを強く感じやすい特徴があります。
そのため感情が一気にあふれてしまい、泣いたり怒ったりすることも。
たとえば
- 思い通りにならないと大声で泣く
- 親の一言に深く傷つく
- 理由がよくわからないまま泣き続ける
みのり子どもの感情の波に親もいっしょに巻き込まれて、気づかないうちにとても疲れてしまうんです。
4.親もずっと気を張ってしまうから
子どもに合わせて行動するうちに、親もずっと気をつかっている状態になり心が休まらなくなります。
たとえば
- 外出先で泣いたらどうしようと不安になる
- 周りに迷惑をかけないように気が張る
- 子どもの気持ちをくみ取ろうと必死になる
みのり「ちゃんと育てなきゃ」とがんばる親ほど、緊張が続いてしまいます。
5.周囲に理解されず孤独を感じるから
HSCの子育ては、まわりに理解されにくく、とても孤独に感じることがあります。
「甘やかしてるだけ」「わがままでは？」と言われ、傷ついた経験がある方も多いのではないでしょうか。
たとえば
- 保育園や学校でなかなか理解が得られない
- 親せきや友人に話しても伝わらない
- 他の子と比べられて自信をなくす
そんなときは、信頼できる人に話すだけでも心が少し軽くなります。
また、HSCについて書かれたやさしい本や資料を紹介することで、周囲の理解がゆっくり広がることもあります。
みのり「わかってくれる人」が一人でもいれば、心はずっと穏やかになりますよ。
親子で笑顔になれる5つのヒント
1. 特性を知ってしっかり理解する
HSCの子を育てるうえで、まず一番大切なのは「この子はどんな子か」を知ることです。
- 「音に敏感なんだ」と気づけば、静かな場所を選んであげられる
- 「感情がゆれやすいんだな」と思えば、ことばも選べるようになる
みのり「変えよう」とするのではなく「受け止めてみよう」と思うことで、親の気持ちにも余裕が生まれます。
2. 小さな休憩を増やす
HSCの子は少しのことでも疲れやすいです。
そのため、こまめな休憩がとても大事になってきます。
- 登園・登校前に、ゆっくりする時間を取る
- 帰ってきたら、まず何もしない時間を作る
- 外出先でも、静かな場所で一息つく
休むことは、悪いことではありません。
みのり親子で「休む時間も大事だね」と伝え合えるといいですね。
3. 気持ちを言葉にして伝える
HSCの子どもは自分の気持ちをうまく言葉にできないことがあります。
そこで、親がまず「気持ちを言葉にする」お手本を見せてあげましょう。
- 「悲しかったんだね」と名前をつけてあげる
- 「ドキドキしていたのかな」と不安を受け止める
- 「怒ってもいいけど、少しずつ話そうね」と安心させる
みのり子どもの気持ちが言葉になることで、落ち着いてくることも。
4. 境界線をしっかり持つ
親子が近すぎると、気持ちも混ざってしまい、どちらも疲れてしまいます。
「ここからはわたし」「ここからはあなた」と、少しだけ距離を持つことも必要です。
- 子どもの感情にすべて巻き込まれないようにする
- 自分の気持ちや時間も大切にする
- 「助ける」と「やってあげすぎる」の違いを意識する
みのり子どもと少し距離を取ることで、親も心が楽になります。
5. 自分をほめる時間を作る
HSCの子育ては毎日とってもがんばっていますよね。
そんな、がんばる自分をねぎらってあげてください。
自分をほめる一言
- 「今日は笑顔でいられた」
- 「泣いた子にそっと寄り添えた」
- 「一緒にごはんを食べられた」
どんな小さなことでも、「できたこと」に目を向けてくださいね。
みのり「わたし、今日もがんばった」と思えることが、心の元気になります！
まとめ
この記事では、「HSCの子育てがどうして疲れるのか」その理由と、親子で笑顔になれる5つのヒントを紹介してきました。
HSCの子育てがつらいときは、以下の5つを意識することをおすすめします。
- 特性をしっかり理解する
- こまめな休憩を取る
- 気持ちを言葉にする
- 距離をとって境界線を持つ
- 自分を誉める習慣をつける
すべてをいきなりやろうとしなくて大丈夫です。
小さなことを、少しずつ取り入れるだけで、親も子もきっとラクになります。
みのりHSCの気質を理解しつつ、親も無理せず笑顔になれますように。
