
子どもは大好きなのに、毎日イライラしてばかり…私って母親失格かも?
そんなふうに感じて、自分を責めてしまっていませんか?
HSP気質のママは、子育ての中で人知れず疲れやすく、イライラを感じやすい傾向があります。
それは子育てに向いていないのではなく、感じやすい気質ゆえの反応なんです。
自分の特性を知って向き合い方を工夫すれば、子育てはぐっとラクになりますよ。



この記事では「HSP気質のママが子育てでイライラしやすい理由と、ラクになる対処法を紹介していきます!
本記事でわかること
この記事を読み終えるころには、「私だけじゃなかった」と心が軽くなり、自分にやさしい子育てのヒントを手にしているはずですよ。


HSP気質のママが子育てでイライラしやすい理由
HSPは、音や光、人の感情など、まわりの刺激に対して敏感に反応してしまう気質のこと。
これは性格ではなく生まれ持った気質で、全人口の約20%が当てはまるといわれています。
HSPの特徴
- 人の気持ちに共感しやすい
- 雑音や人混みで疲れやすい
- ミスや失敗をいつまでも引きずってしまう
- 完璧を求めすぎてしまう



子育て中のHSPママは、知らず知らずのうちにストレスやイライラがたまりやすくなってしまうんです。
HSPママが子育てでつらくなる本当の理由は「刺激の多さ」と「自己否定」
HSPさんにとっては刺激が絶え間なく押し寄せる子育ての日々。
気づけば心も体もボロボロに…。
イライラの正体は「怒り」ではなく、過剰な刺激によるキャパオーバーです。
こんなことが刺激に
- 他のママと比べて落ちこむ
- 家族の理解が得られない
- 寝不足やワンオペの重なり



「こんなことでイライラするなんて」と自分を責めてしまい、心の余裕がどんどん削られてしまいます。
HSPママによくあるイライラのシーン



どうしてこんなにイライラしちゃうんだろう…
実はそのイライラ、HSPという気質の特性によるものなんです。



HSPママが子育て中によく感じるイライラの原因や、具体的なシーンを一緒に見ていきましょう。
子どもの泣き声・大きな音に過敏に反応してしまう
音に敏感なHSPママにとっては、育児中さまざまな神経がすり減るような刺激があります。
子育て中の刺激
- 赤ちゃんの泣き声
- テレビの音
- 子どもの大きな声
静かな環境を求めていても、育児中はそれが叶わない日々が続くことも。
毎日がずっと緊張状態のようで、疲れがどんどん溜まってしまうんです。
自分でも「こんなことで疲れるなんて…」と思ってしまうかもしれませんが、それはHSPさんの感受性が強いからこそ。



決して弱いわけではありませんよ!
「良い母でいなきゃ」と思いすぎて自分を追い込む
HSPの方は理想が高くて、「こうあるべき」と思う気持ちも強く持ちやすい傾向があります。
周りからどう見られているかを気にして、「ちゃんと育てなきゃ」「失敗しちゃダメ」と、自分自身をどんどん追い込んでしまうことも。
「良いお母さんでいなきゃ」と頑張るほど、ちょっとしたことでも「私はダメかも…」と感じてしまいがちです。



本当に大切なのは完璧よりも笑顔で過ごせること。
自分に少しだけ優しくしてあげる時間も必要なんです。
夫や周囲の無理解に傷つきやすい
HSP気質のママは、相手の言葉や表情にとても敏感。
だからこそ、家族や周囲からの何気ない一言が、深く心に刺さってしまうことがあります。



そんなことでイライラするの?
気にしすぎじゃない?
と言われると、「私っておかしいのかな…」と自信をなくしてしまうことも。
私も子供が生まれてから、夫と何度もぶつかってきました。



理解してもらえないことが続くと、孤独やストレスがさらに増してしまいますよね。
HSPママがイライラしないための7つの対処法
HSP気質のママが育児の中でイライラしてしまうのは、実はとても自然なこと。
大切なのは、イライラとうまく付き合っていく方法を知ることです。
ここでは、HSPママが少しでも心穏やかに過ごせるようになるための、7つのやさしい対処法をご紹介します。



今日からすぐに試せるものばかりなので、できそうなことから気軽に取り入れてみてくださいね。
1.自分の感情を「否定しない」習慣を持つ
つい自分に厳しい言葉が出てしまうのは、HSPさんが真面目で責任感が強い証拠です。
でも、心が疲れているときに一番必要なのは、“反省”ではなく“共感”。
「○○しちゃった…」と落ち込む代わりに、「○○だったんだから仕方ないよね」と言い換えると、心が少しずつほぐれていきますよ。
言い換え例
自分を責める言葉 | 自分をいたわる・やさしい言い換え |
---|---|
またイライラしちゃった… | そりゃ寝不足なんだから、イライラもするよね |
なんでこんなに怒っちゃうんだろう | 今日は余裕がなかったんだね |
私って母親失格かも… | 十分がんばってるよ、疲れただけだよ |
他のママはもっと上手にやってるのに… | 私は私のペースでやればいいんだ |
もっと笑顔でいなきゃいけないのに… | 無理して笑わなくても大丈夫。疲れてるだけなんだ |



自分をいたわる言葉、今日からひとつだけでも使ってみませんか?
2. 感覚的に疲れる場所・人からはちょっと距離を置く
スーパーの混雑やママ友との気を遣う会話など、HSPさんにとっては無意識にストレスが蓄積する場面。
なるべく刺激を避けるために、具体的な対策が有効です。
疲れをためない対策
- 人混みのショッピングモールは平日に行く
- 義実家の集まりは短時間にする
ネガティブな言葉を投げかけてくる人との距離を取ることも、自分を守る大切な行動。



物理的にも心理的にも、刺激からの避難を心がけてみてくださいね。
3. 朝や夜に「ひとり時間」をつくる工夫を
子どもが寝た後に好きなハーブティーを飲むだけでもOK。
朝5分だけ早起きして、カーテンを開けて深呼吸するだけでも気分が整います。
おすすめのひとり時間の過ごし方
- 寝かしつけ後に耳栓をして1章だけ読書する
- スマホを手放して静かにお風呂に浸かる



忙しくても、ほんの少しのひとりの時間が、イライラを和らげる鍵になりますよ。
4.子どもに完璧を求めない・期待値を下げる
HSPママは周囲の視線も気にしやすいですよね。
「迷惑をかけたくない」と子どもにも無意識に理想を押し付けてしまうことも。



早く靴を履いて!
ご飯はちゃんと座って食べて!
私もついつい子どもにこう言ってしまいます…。
でもこんな声かけが続くと、自分自身のストレスも増えてしまいますよね。



「今はできなくて当たり前」「泣いたってOK」と思えれば、気持ちが少し楽になりますよ。
5.イライラを記録して、パターンを見える化する
自分がどんなときにイライラするのか気づくだけで、対策が立てやすくなります。
イライラのパターン
- 午後4時に毎日イライラしてるな
- 子どもが寝ない日は感情が不安定かも
スマホのメモ帳や日記に「どんな状況だったか」「何がイヤだったか」を簡単に書いてみるだけでOKです。



可視化することで、自分のストレス源やパターンが見えてきて、冷静に対応できるようになりますよ。
6. 信頼できる人・カウンセラーに話してみる



毎日イライラしてしまって自己嫌悪…
誰にも理解してもらえない
そう感じている時こそ、誰かに話すことで気持ちはぐっと軽くなります。
友人や家族でもいいですし、HSPに理解のあるカウンセラーなら安心して話せます。
たとえば、オンラインカウンセリングやHSP向けの相談窓口なども選択肢に。



自分だけで抱え込まなくてもいいんだと思えるだけでも、心に余裕が生まれます。
7.HSP向けのリラックスアイテムを活用する
音に敏感な方は、遮音性の高い耳栓を使うだけでぐっとストレスが軽減することも。
香りに癒されるなら、アロマディフューザーやロールオンアロマもおすすめです。
香りを日常に取り入れる方法
- 子どもが昼寝中にラベンダーの香りでリラックス
- 寝る前に湯船にバスソルトを入れてゆっくりする
日常に小さなご褒美を取り入れてみましょう。



お気に入りのアイテムがあると、安心感につながりますよ。


まとめ
本記事では「HSP気質のママが子育てで感じるイライラとその向き合い方」について紹介してきました。
本記事のまとめ
- HSPは五感や感情に敏感で、育児中に刺激を受けやすい
- イライラの正体は「怒り」ではなく、過剰な刺激によるキャパオーバー
- 大切なのは、イライラとうまく付き合っていく方法を知ること
HSPの気質は、子どもへの優しさや共感力という強みでもあります。
自分に合った方法で、無理せず心を整えることが心地よい育児への第一歩になりますよ。



まずは「イライラしてしまう自分」にやさしく寄り添うことから始めてみましょう!