
どうしてこの子はこんなに好き嫌いが多いの?
毎日の食事がストレスになっていませんか?
私も、HSCの娘の偏食に長く悩んできました。
どんなに手をかけても食べてくれない不安や、夫に理解されずつらかったことも。
でも今は、偏食は子どもの性格や特性の一部で、親のせいではないと知り少しずつ気持ちが軽くなりました。



この記事では、HSCの偏食に悩むママが知っておきたい原因や対処法を、私自身の体験を交えてお伝えします。
この記事でわかること
HSCのお子さんも親御さんも、少しでも食事の時間を楽しめるようになりますように。


HSCの子に偏食が多い理由



うちの子どもが偏食なのは、わがままだから?
HSCに偏食な子が多いのは、繊細な感覚を持っているから。
決してただのわがままではありません!
HSCの子どもたちは、ほんの少し味が違ったり、食感が苦手だったりするとすぐに食べるのをやめてしまいます。
私も最初は「なんで食べないの?」とイライラしてしまいました。
でも娘がHSCの気質をもつことに気づいてから



娘は、食べたくないのではなく、食べられなかったのかもしれない
と考えるようになりました。
偏食は「好き嫌い」ではなく、HSCならではの感覚の過敏さが原因だったんです。
HSCの偏食に向き合って私が変えた3つのこと



どうして食べてくれないの?
何を作っても無駄…
私も、HSCの娘の偏食に長い間悩んでいました。
でも、無理に食べさせようとするのではなく、子どもの感覚に寄り添うことを意識するようになってから、少しずつ娘との食卓が穏やかになってきたんです。
ここでは、私が実際に試して効果があった3つの対応方法をご紹介します。
1.好きなものを中心に出す



一口だけでいいから食べて!
そう言って、娘にプレッシャーをかけてしまったことも過去にありました。
無理に食べさせようしたところで、当然ですが娘は食べません。
ある日、「今日は食べられなくても大丈夫だよ」と伝えると、娘の表情が和らいだんです。
それからは、娘が安心して食べられるものを中心に出すようにしました。



食べられる食材があることで、少しずつチャレンジできる気持ちも育っていったように思います。
2.新しいものはほんの少しだけ
HSCの子は、食感やにおい、見た目の変化にとても敏感。



ぐにゃぐにゃしてるからイヤ。
いつもとにおいがちがう!
うちの娘もそう言って手を止めることがよくありました。
そこで新しい食材は、ほんの少しだけ添えるだけに。
新しい食材を試すときは、「ちょっとだけお試しコーナー」をつくるのが我が家のルール。



「食べられた!」という成功体験を積めるようにしています。
3.食事中は怒らず、穏やかな雰囲気を保つ
食べない娘を見て、ついイライラしてしまったこともあります。
でもある日、私が「どうして食べないの!」と怒ってしまったあと、娘が目に涙をためているのを見て胸が苦しくなりました。
それからは、食事中は怒らないことを自分に約束しました。
無理やり食べさせても、食事の時間が楽しくなくなるだけですよね。
他の子と比べたくなる気持ちや、早く食べてほしいという焦りはありましたが、「この子のペースでいい」と自分に言い聞かせていました。



その頃から食事の時間が優しい空気に変わっていったのを覚えています。
HSCの偏食が周囲に理解されなくて悩んでいる方へ
私も周囲の人たちに娘のHSC気質や偏食を理解してもらえず悩んでいた一人です。
夫からも



甘やかしすぎだよ
と言われるなど、孤独を感じていたことも。
けれど、娘の偏食と向き合っていくためには、周囲の理解や協力が欠かせないと痛感しています。
娘の気質を知ってもらうため、HSC向けの育児書を夫に見せたり、日々のエピソードを丁寧に共有したりしながら、少しずつ伝える努力を続けてきました。



時間はかかりましたが、少しずつ理解が深まり家族で同じ方向を向けるようになったことが大きな支えになっています。
明橋大二さんの著書『HSCの子育てハッピーアドバイス』は、わかりやすい言葉とイラストで、HSCの特徴をまとめた本です。



繊細な子どもの育て方に悩む人にはぜひ読んで欲しい一冊です。
まとめ
この記事では、HSCの偏食に悩むママが知っておきたい原因や対処法をお伝えしてきました。
この記事のまとめ
- HSCに偏食な子が多いのは、繊細な感覚を持っているから
- 無理に食べさせようとするのではなく、子どもの感覚に寄り添う
- 周囲の人にもHSCを理解してもらい支える



HSCの偏食も、大切な個性のひとつ。
焦らず、ゆっくり向き合っていきましょう。