
運動会や発表会で泣いてしまう
給食やグループ活動で緊張してしまう…。
HSC(ひといちばい敏感な子)にとって、集団行動は大きな負担になりやすい場面です。
「うちの子だけ?」「ちゃんとやらせなきゃ…」と悩むママも多いですが、これはHSCの特徴のひとつ。



今回は、HSCが集団行動を苦手とする理由と、安心できるサポート法をまとめました。
この記事を読めば、HCSが集団行動を苦手とする理由がわかり、子どもの気持ちに寄り添ったサポートができるようになりますよ。
HSCが集団行動を苦手とする理由
- 周りの空気や人の感情を敏感に感じ取る
- 大勢の声や音、雰囲気に圧倒されやすい
- 注目を浴びるのが苦手(発表や演技)
- 自分のペースを崩されやすい
大勢の中にいるだけで神経をすり減らしてしまうのは自然な反応です。
同じように登園の場面でもつまずきやすい子が多いです。
詳しくは【HSCの登園渋りの乗り越え方5つ】をご覧ください。


安心できるサポート法5つ
1. 「苦手だよね」と気持ちを受け止める
「大勢は疲れるよね」と共感の言葉をかけるだけでも、子どもは安心します。
「理解してもらえた」と感じることで、自分の気持ちを受け入れやすくなります。



運動会の練習で泣き出した娘に「みんな頑張ってるよ」と急かしてしまい、余計に不安に…。
「大勢は疲れるよね」と声をかけ直すと、少し落ち着いて練習に戻れました。
子どもの気持ちに寄り添う声かけは、【子ども繊細さんへの声かけ】の本が参考になります。
『子ども繊細さんへの声かけ』(時田ひさ子 著)
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2. 事前にシミュレーションする
本番前に流れを説明したり、写真や動画を見せて「ここでこうするよ」とイメージを持たせるだけでも安心感が生まれます。
先生と事前に打ち合わせをしておくのも効果的です。
3. 小さな役割から挑戦させる
いきなり大きな出番ではなく、小さな役割から始めるのがおすすめ。
「できた!」という成功体験を積み重ねることで、自信が少しずつ育っていきます。



発表会では大きな役が不安で泣いてしまった娘。
先生と相談して「道具を渡す係」に変えてもらうと、安心して参加できました。
小さな役割でも自信につながると実感しました。
4. 無理させず休憩場所を確保する
体育館の隅や保健室など、しんどくなったときに「ここで休める」と思える場所を決めておきましょう。
避難場所があるだけで、子どもは安心して挑戦できます。
5. 先生や周囲に理解をお願いする
「人前が苦手で疲れやすい」という特徴を先生に伝えることで、安心できる環境を整えやすくなります。
協力者がいると、子どもだけでなく親も心が軽くなります。
ママ自身の心を守る工夫
子どもが集団行動でつまずくと、ママも「どうしたらいいんだろう」と心配になりがち。
でも大切なのは「みんなと同じでなくてもいい」と思えることです。
- 家でほっとできる時間を意識的につくる
- セルフケアアイテムを活用する(アロマ・アイピロー・ブランケットなど)
ママが疲れたときに助けになるアイテムは、【HSCママの疲れにやさしく寄り添うアイテム6選!】でまとめています。


どうしてもつらいときは
- 学校や園と相談して柔軟に対応してもらう
- 行事を休む・見学だけにするのも選択肢
- 「子どものペースを尊重すること」が長い目で見れば安心につながります
まとめ
HSCにとって集団行動は刺激が多く、負担になりやすいものです。
でも、それは欠点ではなく「特徴」のひとつ。
- 子どもの気持ちを受け止める
- 無理せず環境を調整する
- ママ自身の心も守る
この3つを意識すれば、子どももママも少しずつ安心して過ごせるようになります。
友達関係で悩む子も多いので、【HSCが友達関係で悩みやすい理由と安心できるサポート法5つ】もチェックしてみてください。


夜泣きで疲れてしまうママには【HSPママの夜泣き対処法】の記事もおすすめです。

